ストレス＝精神的なストレスと思っていませんか？私も昔はそう思っていました。
体の歪み＝構造的なストレスとして無意識に体はストレスを受けているんです。骨格の歪みが大きくなってくると、私たちは「痛み」としてそれを感じます。発達に特性のあるお子さんは体の構造的なストレスを多動や不眠などで表していることがあります。歪みが改善すると、授業での集中力に変化が見られることがあるんです。

「原始反射」とは、人が胎児としてお母さんのお腹にいるうちから、生きていくために持っている反射です。誰に教えられたわけでもないのに、赤ちゃんはおっぱいを飲むことができますよね。生命を維持するための反射で、生き残る術を身に着けているのです。この「原始反射」は本来なら、2歳ごろまでに統合（必要時以外は現れない状態）されるはずです。しかし、生活で困り感の強いお子さんは「原始反射」が残存した状態が多くみられます。学校現場で暴言を吐いて友達を困らせてしまった…けど本人はその暴言を覚えていない…という事がありました。その子はストレスが大きい出来事に対し「反射」で言葉が出ていたのです。ボールが飛んできたら、無意識に避けようとしますよね？それと同じです。生活の中で、脳が命令しているのでは無く無意識に体が緊張しているのです。コントロールしようと思っても反射だから無意識なんです。筋肉の過緊張は、骨格の歪みがあると相互に作用してしまいます。体を整えるとともに、「原始反射」の統合にもアプローチしていくことで発達支援に繋げます。